2013年06月16日

2013年英国旅行(1)5/27〜28 ウィンザーから北へ

 途中で力尽きない程度にさらっと旅行メモを記しておこうと思います。よろしければお付き合いください。

 5月27日、ヴァージン・アトランティックで成田からヒースロー空港へ。到着後すぐ、レンタカーを借りてウィンザーに向かう。

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 「メルキュール・ウィンザー・カースル・ホテル」にチェックイン。入り口は狭そうに見えるが内部は奥行きがあって、通路は入り組み、いかにも古い建物を改装したという雰囲気。部屋は広くて綺麗で、浴室にはバスタブもついている。なかなかおすすめ。

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 なんと宿の階段ホールに使用人呼び出しベルが! もちろん飾りだけど、初日からなんとなく幸先いい気がする。……などと思うのはきっと自分だけ(笑)。

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 夕食は近場の「カーペンターズ・アームズ」へ。建物、内装は伝統的で、サービスは感じがよく、味も悪くなかった。夕食を出すパブと飲むだけの店があるんだと知ったのは渡英3回目くらいのときだったっけ。

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 すでにかなり日が長く、夜八時くらいでも明るい。ウィンザー城の坂の下のヴィクトリア女王像。

 翌28日、チェックアウトは11時までなので、部屋はそのままで昼前まで徒歩で観光。あいにくの雨で、この日が一番寒かったかも……。

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 〈ウィンザー城〉。勲章授与の儀式に使われるホールや大きな宴会広間は壮麗で、公式儀礼の場という印象。とはいえ、堀の部分が個人宅のお庭のように手入れしてあるあたりは、「女王のおうち」感をかもし出していた。

 昨年がエリザベス二世の即位60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)、そして今年は戴冠式から60周年。先の王が亡くなるとすぐさま後継者が即位ということになる(これは貴族の爵位も同じ)けれど、戴冠の儀式はすこし間をあけるので、記念の年がずれるのだ。ショップには戴冠式にまつわる書籍、図録の類がいろいろと出ていた。

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 ウィンザーの大通りの目立つ一角にこんなパブがあるのが目にとまる。ケンブリッジ公爵夫人、2011って、ウィリアム王子と2011年に結婚したキャサリン妃のこと。すばやいというか商魂たくましいというか……。いやまあ、昔から全体的にこんな感じだったのだろう。あやかり商法も100年経てばりっぱな伝統。

 でもクチコミサイトを見てみたら「カーペンターズ・アームズ」よりランキングは上だった。しまったかしら(笑)。

 ウィンザーのホテルをチェックアウトして車で北へ向かう途中で〈ウォーバーン・アビー〉に立ち寄る。豪華で美しかったが、雨にたたられて敷地内の徒歩移動がままならず、外観の写真を撮りそこねてしまった。

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 ベッドフォード公爵邸の代々の主邸で、「アフタヌーン・ティー発祥の地」。ここで昼食にした。カフェテリア形式のふつうのティールームではあるけれど、ひとつひとつのテーブルに、なまの薔薇が飾ってあったところに、そこはかとなくもてなしの心というか矜持のようなものを感じた。
ラベル:2013年英国旅行
posted by rico at 16:04| 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月14日

2013年も英国に行ってきました

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 ウィンザー城、雨の日の衛兵交代

 5月27日から6月12日まで、英国旅行に出かけていました。ことしの旅程はこんな感じ。

5/27    ウィンザー
5/28〜30 ベイクウェル(ピーク・ディストリクト)
5/31〜6/1 ロンドン
6/2〜6/4 グラスゴー
6/5    フォート・ウィリアム
6/6〜8 ポートリー(スカイ島)
6/9    オーバン
6/10   ヒースロー

 ウィンザーからロンドンまでは両親といっしょ。ことしはヒースロー空港に着いてすぐ車を借りてウィンザーからピーク・ディストリクトに直行してみた。31日に空港で車を返してロンドン入り。そして両親をヒースロー空港から送り出したあと、猫丸さんと二人で国内線でグラスゴーに飛び、車を借りてスコットランドの西ハイランド方面を北上してスカイ島をめぐった。おおむねずっと晴れていて、風景を堪能できたのがありがたかった。ネットはほとんどの宿でつながったし、空港やカフェでもかなりwifiが使えるようになっていた。ということが幸か不幸か、日本から次々とやりかけの仕事がメールで飛んできて宿や空港ではふつうに働いていた(笑)。
 旅の模様はtwitterでリアルタイム報告していた。途中で追いつかなくなってるので補足してまとめていきたい(そろそろ狼少年)。


 あと、今回の旅の目的のひとつはベン・ウィショー君の出演する舞台を見ることだったのだけど、なんと劇場前で偶然ご本人に遭遇してサインまでいただいてしまう幸運にめぐまれた! 舞台のことや映画のロケ地めぐりの話題はもうひとつのブログのほうにあげていくつもり。
 まずはご報告まで。新しいお仕事もぼちぼちと。
posted by rico at 21:02| 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月23日

よりぬきtwitter 2013年4月上旬

twitterの自分のつぶやきから、ブックマークしておきたいものをまとめ投稿してみる。
より抜いてない生ログはtwilogで。http://twilog.org/murakamirico
ベン・ウィショー君関係は専用ブログで。http://benwhishaw.seesaa.net/
しかしより抜いてみてわかるけど、われながら毎日毎日つらつら書きすぎかも……ちょっと控えよう……(っていつも言ってる)



















ラベル:twitterから
posted by rico at 11:13| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月12日

映画「ヒステリア」見たよ! おすすめ!



http://www.hysteria.ayapro.ne.jp/

 19世紀末ロンドン(予告ムービーでは1890年になってるけど本編字幕では1880年)。やる気はあるが先進的すぎて周囲とうまくいかない若き医者モーティマー・グランビル(ヒュー・ダンシー)が、当時、女性の心の病気とされていた「ヒステリア」を局部マッサージで治療するダリンプル医師(ジョナサン・プライス)に雇われる。医師には二人の娘がいて、姉は女性の権利擁護と社会奉仕活動に邁進するシャーロット(マギー・ギレンホール)、妹はおしとやかで可愛いエミリー(フェリシティ・ジョーンズ)。なんやかや紆余曲折いろいろあった末、グランビルは友人で貴族で発明家のエドモンド・セント・ジョン(ルパート・エヴェレット)とともに電動バイブレータの開発を思いつく。

 とてもおもしろかった! さいしょにお決まりの「この物語は真実に基づく」が出るんだけど、すこし遅れておずおずと「本当です」って文字が出てくるの。すごく可愛く。そんなふうな、神経の行き届いたくすっと笑える演出が全編をとおして効いていた。というか、衣装も美術も小道具も、出てくるひとたちもみんな可愛い。せりふは小気味よくしゃれていて、ストレスは最小限で、でも頭のすみでは女子の歴史についてちょっと考えてしまって、最後には気持ちよくなれる。良い映画だと思う。

 なにより、好きなひとにはたまらないヴィクトリアン・トリビアがいっぱいなのが嬉しい。いきなり細菌説とリスターの消毒法をめぐってのやり取りから始まって、怪しげな売薬についての嘆きとか、エドモンドの部屋に初めて電話が開通して「電話に」「女王陛下に」「女王陛下への電話に」なんてお洒落な乾杯をしてみたり、エミリーと初めて出会ったときの会話が「ご趣味は? 地質学? 植物学? 蝶の研究ですか?(当時のお嬢さんの定番みたいなラインナップ)」「いえ骨相学ですの」って! そもそも姉妹の名前がシャーロットとエミリーって! 「婦人参政権運動のパンフレット配ってたら逮捕されちゃって」はちょっぴり時代も早いし用語法も微妙な感じがしたものの、それはそれ。ああ楽しかった!

(パンフレット買っちゃったんだけど、セクシュアルな方面のコラムが充実しているかわりに19世紀英国ならではの風俗時代背景こねたはほとんど出てこなくて、ちょっと拍子抜けしてしまった……なんなら言ってくれれば……もごもご)

 まだ都内では始まったばかりで、全国順次公開みたいなので、わたしの本とかこのブログをわざわざ見に来てくださるような趣味をおもちの皆様はぜひぜひどうぞ。
posted by rico at 19:39| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月10日

国書刊行会版『ジーヴス』シリーズ電子書籍特設サイトにコラム寄稿&近況

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 ヴィタ・サックヴィル=ウエストの生家ノールの館。昨年秋訪問。

http://www.ebookjapan.jp/ebj/tag_genre.asp?genreid=30691

 表題のとおり、電子書籍販売サイトのebookjapanにて国書刊行会版の「ジーヴス」シリーズの電子版販売がはじまり、特設サイトができました。せんえつながらコラムを寄稿しました。楽しんで書きました、よろしければどうぞ。声優にして超読書家の池澤春菜さん、『プリーズ・ジーヴス』の漫画家・勝田文さんのメッセージを読めますよ。



 もうすぐ発売のDVD『天才執事ジーヴス』、楽しみです! つづきが出るかどうかは売り上げ次第なのでまだまだ応援。

 なんだかジーヴス&ウースター&フライ&ローリーのサイトみたいになってきましたが、仕事もしております……。

 ヴィタ・サックヴィル=ウエストの小説『エドワーディアンズ』を翻訳し、河出書房新社より6月刊行予定でがんばってます。また追々発信していきますね。

 来週に迫りましたが5月18日(土)に東京都仙川の白百合女子大学にてイギリス児童文学会東日本支部・春の例会でお話させていただくことになりました。会員以外のかたも参加費を払ってお入りになれます。ええもう緊張しております。

 枢やなさんのコミック『黒執事』毎月お手伝いしています。コミックは16巻が発売中。寄宿学校編です。というかすっかりクリケット編です。徹底して新しいことに挑戦し続ける姿勢がほんとうにすごいです。

 山名沢湖さんのコミック『花ちゃんとハンナさん』も資料出しでお手伝いしてます。講談社の隔月コミック誌「キスプラス」で連載中。4月売りの5月号が発売中。エドワーディアンの英国メイド・ハンナさんが、現代日本のメイド喫茶で働く花ちゃんのもとに現れて……。ふわふわのんびりにみえて芯はしっかり、心を込めて描かれた可愛らしい作品ですよ! 応援いただけますと幸いです。

 そして5月の下旬から6月の上旬までまたすこし留守にする予定。もろもろよろしくお願い申し上げます。
posted by rico at 18:55| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月24日

スティーヴン・「ジーヴス」・フライがルパート・グリントのUSコメディ番組で執事役を!(※追記あり)

※CBSの制作ラインナップから除外されることが決定してしまいました。残念!(http://www.rupert-grint.us/wordpress/2013/05/11/rupert-grints-super-clyde-not-picked-up-by-cbs/

 表題のとおり。一部のひとには(おもにわたしとか)ニュース!「ジーヴス&ウースター」のジーヴス役でおなじみスティーヴン・フライがルパート・グリントのUSコメディ番組に執事役として参加決定。

Stephen Fry To Co-Star In Greg Garcia’s CBS Comedy Pilot ‘Super Clyde’
By NELLIE ANDREEVA (Deadline / March 15, 2013)

 アメリカCBSでパイロットを撮影中のカメラ固定型コメディ(シットコム)「スーパー・クライド」。映画『ハリーポッター』のロン・ウィーズリー役で知られるルパート・グリントが主演する。プロデューサーはグレッグ・ガルシア、監督はマイク・フレスコで「マイ・ネーム・イズ・アール」など。

 お話は、意気地なしのファストフード店員クライド(ルパート)が突然巨額の遺産を相続し、スーパーヒーローをめざす、というもの。スティーヴンはクライドの「執事にして相棒のランドルフ」役。つまり「バットマン」のアルフレッドにあたる役回りらしい。パロディっぽい感じなのかな?



 1990年代の英国コメディドラマ「ジーヴス&ウースター」を踏まえたキャスティングなのは明らか。とても楽しみ。ただしまだパイロット段階なので、シリーズ化されるかどうかは上の判断次第。どうかうまく行きますように。日本版がついに発売される「天才執事ジーヴス」のDVDと合わせて見たい。

『ハリー・ポッター』ルパート・グリントがドラマ主演!ヒーローを目指すオタク青年役
by シネマトゥデイ(2013年2月15日)

 日本のサイトにはまだスティーヴンのことは報じられてないのかな。というかみんな興味ないのかな。えー。

Breaking America? Anything Hugh Laurie can do, Stephen Fry can do better
byFreddie Nathan , Adam Sherwin (Independent / 19 March 2013)

 アメリカでも日本でも、論調は「ハリポタスターの新作コメディドラマが…」だけど、英国での報道は違う。国宝ですから。大学時代以来の盟友だったヒュー・ローリーは「ドクター・ハウス」でひと足先にアメリカで大ブレイクしているので、「だったらスティーヴンもいけるんじゃ?」と期待に胸をふくらませる英国メディアであった。

2013年03月07日

『天才執事ジーヴス』日本語字幕つきDVD、5月発売決定!



 英国コメディドラマ「ジーヴス&ウースター」の日本語版DVDが5月に発売されることなりました。やったー! 待ってた! 待ちすぎて暴れる寸前だった!

 まずは上の予告編ムービーを見てみてください。ああやっぱりいつ見ても可愛い! そして日本語! 日本語がついてる…ついてるよ…!(感涙) バーティーが歌ってるよ…! ああこの軽やかなテーマミュージックよ…! ヒュー・ローリーにスティーヴン・フライ…! 50分×2話収録で2,310円ってまあがんばったほうだと思う…!



http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336056528/
https://twitter.com/KokushoKankokai

 発売元は翻訳版小説の発売元のひとつである出版社の国書刊行会。なのでISBNがついてます。攻めの姿勢が好ましい。公式ツイッターアカウントでの情報によれば、Amazon初め各書店での予約は5月上旬に開始、版元からの直接注文なら電話やFAXでの予約も受け付けるとのこと。(わたしこんなに待ってたし……待ってたひと多そうだし……ちゃんと行き渡るかな……? がっちり予約しなくちゃ……!)

 P・G・ウッドハウス原作、バーティー役はヒュー・ローリー(ドラマ「Dr. House」)。ジーヴス役はスティーヴン・フライ(「オスカー・ワイルド」「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」マイクロフト役など)。

 ケンブリッジのコメディクラブで出会い、「フライ&ローリー」としてお笑いの冠番組も持っていた大の仲良しの二人が、幼少のみぎりから大好きだった原作に、愛をそそぎまくって絶妙なアレンジを加えて、民放ITVで1990年代に制作した傑作コメディドラマ。とにかく可愛くて楽しくて笑えるの、あと萌えるの……! 日本語版発売でたくさんのひとが楽しんでくれるときがほんとに楽しみです。