2015年08月12日

近況&わたしの英国旅行持っていくとおすすめなものリスト2015

 たいへんごぶさたしております。暑いですね。
 ふたつ同時進行で泣きながらすすめていたお仕事がなんとなくひと区切り。ひとつは9月前半、もうひとつは10月初頭に発売される予定なので、近くなったら告知しますね。

●春旅行

 5月後半に、枢やなさんとスタッフさんと四人で15泊17日のロンドン〜カンタベリー〜サセックス〜オックスフォード〜コッツウォルズ〜エディンバラ〜ヨークというちょっとした英国大周遊旅行を敢行してきました。
















 ちょっと詰め込みすぎの旅程で疲れさせてしまったかな、という反省点もありつつ、大聖堂にお屋敷にお城にサーカス、バーレスクまで、なかなかおもしろいものをたくさん見られたので、『黒執事』の今後の展開が楽しみです。

 http://twilog.org/murakamirico/date-150514

 ↑旅行中(5/14〜28)はリアルタイムでツイートしていました。ご興味があればtwilogでごらんいただければ。

●秋旅行

Bakkhai Short Trailer from Almeida Theatre on Vimeo.


 来月9月には、また家族旅行にかこつけてベン・ウィショー君の舞台‘Bakkhai’も見に行ってきます。たのしみ。

●わたしのロンドン・持っていくとおすすめなものリスト2015

150812.jpg

 誰かと一緒に行くときや、「ロンドン行くことにしたんだけど……」という友人知人から、「用意したほうがいいものある?」という質問を受けることが多くなったので、個人的に持っていくと重宝なもの、そうでもないもの、をまとめて載せてみます。1回リストにしておくと、聞かれたときサッと出せて自分が便利だからね!

 当然ながら、予算や行動ペース、関心、行き先など、旅のスタイルに合わせて必要な荷物はまったく変わります。あくまでわたしの場合は、ということで。先進国なので、なんなら手ぶらで行ったって服も小物もなんでも買えますよ(ぜいたくざんまいできるだけの予算があるなら、ですが)。

・歯ブラシ →日本と違って高級ホテルでも置いてない
・携帯用スリッパまたは部屋ばき →ホテルは土足なので。使い捨てでOK
・携帯用殺菌ウェットティッシュ →おしぼり出ないので
・ジップロック数種類、ビニール袋、ゴミ袋 →あると何かと便利
・変換プラグ →英国はだいたい三本足のBFタイプ
・マスク →機内やホテルの部屋で乾燥防止に
      ただし街中ではつけてる人がおらず、不審がられると思うので使わない
・保湿化粧品類 →とにかく乾燥するので。あっちでも買えますが使い慣れたものを
・リンス →シャンプーしか置いてないこともあるので念のため
・たためるレインコート、防水ウィンドブレーカー+折り畳み傘
 →にわか雨が多いですが、すぐやむので前者あると超便利、あと帽子もおすすめ
・着圧ソックス、フライトソックス →長時間フライトのむくみ解消に
・カーディガン、ジャケット、ストール
 →脱ぎ着がラクでしわにならず体温調節しやすい羽織りもの必須
・折りたたみボストンバッグ+スーツケース固定用ベルト
 →おみやげが増えたとき用に
・スマートカジュアルの服セット
 →アフタヌーンティーやホテルディナーをするならだいたいこれ
  しわにならないワンピースかブラウス+スカートかパンツかスーツ
  男性はチノかジーンズに襟のあるシャツ、ジャケット
  NGだと思うのはカジュアルなスニーカー、Tシャツやトレーナー、半パン・サンダル
  靴はできればパンプス、革靴がいいみたい
 (観光モードではかなり歩くのと、まあまあのレストランでも浮かないように
  わたしはだいたいウォーキング兼用フラット靴で旅程ずっと通してます
  パンプスやフラットシューズとスニーカーを持っていって使い分ける人も)

※滞在期間が長い場合は……
・携帯洗濯板と小さいピンチハンガー
 →下着やハンカチなど、部屋に備え付けの石鹸で洗濯するとすぐ乾くので荷物が減らせます
 →洗剤や洗濯ネットを持っていってコインランドリー(launderette)を使っても
・割りばし、紙皿、小さいタッパー →持ち帰りご飯を買ったときのため

※逆にいらないもの
・タオル、ドライヤー →だいたい宿にあります。部屋になくても貸してくれる
・変圧器 
  →日本は100V、英国は240Vで電圧が違うのですが
   最近の電子機器(PC、デジタルカメラ、スマホ、タブレット)は
   だいたいユニバーサル対応なので、必要になったことはいままでないです
・布のエコバッグ →持ち歩くと超便利なんですが、現地調達をお薦め
  本屋、スーパー、雑貨屋など、どこでも安くて可愛いのを売ってるので

 あとは、フリーズドライの日本食やお味噌汁などを持っていくひともいますね。
 ホテルの部屋にお茶が入れられる湯沸しとカップがあるなら、
 ミニサイズの袋入りチキンラーメンがエマージェンシーフードとしてお気に入り。

 そんな感じで、ご参考まで。もっと細かい旅程や行き先を詰めなくちゃ。アデュー! アデュー!
posted by rico at 20:00| 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月19日

シャーン・エヴァンズ『フォト・ストーリー 英国の幽霊伝説』2015年1月刊行



『フォト・ストーリー 英国の幽霊伝説  ナショナル・トラストの建物と怪奇現象』
シャーン・エヴァンズ/村上リコ日本版監修/田口未和訳
ISBN978-4-562-05125-0
A5判・286頁 定価3780円(本体価格3500円)
2015/1/26刊

 歴史的な建築物の保護を行う英国のナショナル・トラストが管理する建物に住む人たちやスタッフへの取材により、彼らが実際に体験した不可解な現象や古い屋敷や土地にまつわる伝説や神話を集め、幻想的な写真とともに紹介する。


 1月26日に発売になります。1月21日取次搬入、22、3日あたりから書店にならぶとのこと。

 村上は日本版監修を手がけました。翻訳は田口未和さんが担当しています。著者は『図説 メイドと執事の文化誌(Life Below Stairs)』と同じシャーン・エヴァンズ。

 サブタイトルの「ナショナル・トラスト」とは、英国の歴史的建造物や自然の景観を保護する団体のこと。1895年に設立され、100年以上も活動をつづけています。貴族の城、大邸宅、マナーハウスはもちろん、海岸線や手つかずの湿原、有名人の生家や旧宅、古代の遺跡、工場などの近代化遺産、灯台や郵便局まで、ナショナル・トラストが保護・補修・公開している資産(プロパティ)は多岐にわたります。
 
 保護にあたいする由緒ある場所が多いわけですから、悲劇の言い伝えや「いわく」には事欠きません。本書は、ナショナル・トラスト保護資産で働く管理者やボランティア、訪問者から直接きいた体験談のほか、その地に伝わる伝説・怪異談などを収集し、紹介するものです。アン・ブーリンからチャーチル、ジョージ・スティーヴンソンやアラビアのロレンスまで、歴史上の有名人にまつわる話もあれば、ローマ時代の兵士やケルトの戦士を見たというような目撃談、神話・民話に近いようなお話、ちょっとした不思議な体験もあり、取り上げられている内容はさまざまです。

2015-01-19 10.03.48.jpg
 目次。取り上げられているのはぜんぶで72箇所、日本版には地図もつきます。

 わたしが原書を読んだとき、ぜひ日本版を出して皆さんにもお伝えしたいと思ったポイントは、ナショナル・トラストならではの部分――お屋敷を保護・調査・公開する人びとが、日々の業務の中で体験した小さな出来事の数々です。正体はわからないけれど存在するらしい、姿の見えない住人を「ジョーンズ氏」「メイベル」「奥方様」などと呼んで共存し、日常に起こった不思議な現象を「うまく説明できない」と語る彼女ら彼らは、どことなく誇らしげ。幽霊や妖精や不思議なものを愛好するお国柄、古いものを大事にし、語り伝える性質と、ナショナル・トラストの保護資産はぴったりの取り合わせです。

 綺麗なオチのつく「物語」や、身の毛もよだつ「恐怖体験」をお求めの方には、ひょっとしたらジャンルが違うかも……と思いますが、またちがった楽しみをご提供できるかと思います。うん。
 
 巻末には、英国のとあるお屋敷でわたしの体験した――というか、いつも旅行に同行してくれる猫丸さんから聞いた――話を、日本バージョンの「幽霊伝説」として寄せました。おまけとしてお楽しみいただけると幸いです。

 以下は、担当の方があげてくださった本文サンプル。写真についての解説もあります。













 ちょっといいお値段ではありますが、美しい仕上がりで、手元にあると嬉しい本です。どうぞよろしくお願いします。



紀伊國屋書店で購入 / 楽天ブックスで購入 / amazonで購入

posted by rico at 11:38| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月11日

年始のご挨拶と2015年の近況

150111_edited.jpg
 ご挨拶が遅れました。あけましておめでとうございます。

 2014年は翻訳書 A・Mニコル『怪物執事』と著書『図説 英国貴族の令嬢』を出しました。
 ことしは共著1冊、翻訳2冊、監修1冊(下記)の予定が決まっています。スケジュールはありがたいことにまずまず埋まっていますが、単発の書き物や監修に関しては状況によりお引き受けできますのでご用のむきはお問い合わせください。


「ミステリマガジン」2015年2月号「ダウントン・アビー」特集号
“「ダウントン・アビー」と階級の箱庭”という解説文を寄せました。ドラマのなかに見られる三つの社会階級の特徴や、貴族の称号と呼称、使用人の上下関係などについて解説しています。番組を見やすくする基本的な情報をまとめたつもりではありますが、できれば最後の項まで読んでいただければ嬉しいです。


シャーン・エヴァンズ著 田口未和訳 日本版監修村上リコ
『フォト・ストーリー 英国の幽霊伝説』原書房
 もうじき、2015年1月に発売予定です。サブタイトルは「ナショナル・トラストの建物と怪奇現象」。歴史的建築物、古い屋敷、有名人の旧宅や自然保護区に伝わる幽霊談や伝説・神話を集めた本です。2色刷りの幻想的な風景やインテリアの写真を添えてあり、装丁も美しい本になりそうで楽しみです。わたしは固有名詞や専門用語を中心に訳文の監修をおこない、巻末に解説文を寄せました。『図説 メイドと執事の文化誌』のシャーン・エヴァンズ著。

 本年もよろしくお願いいたします。
posted by rico at 19:40| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月10日

『図説 英国貴族の令嬢』発売中

4309762220

図説 英国貴族の令嬢 (ふくろうの本)
村上 リコ

 長らく取り組んでいた本が、無事に完成して発売になりました。19世紀後半から20世紀初頭の英国における貴族と上流階級の家に生まれた女性たちの日常について書きました。『図説 英国メイドの日常』『図説 英国執事』に続く、三部作の完結編……のような位置付けです。

目次:
序章 彼女たちの人生
第1章 英国貴族と継承制度
第2章 令嬢の少女時代
第3章 令嬢の社交界デビュー
第4章 令嬢の「ロマンス」
第5章 令嬢の結婚
第6章 貴族夫人のつとめ


2014-10-08 11.04.01.jpg
詳しい目次

●出版社公式サイトの紹介ページ●にて、抜粋を少し読むことができます。よろしければどうぞ。

 これまでの「図説」シリーズや、『エドワーディアンズ』『英国メイド マーガレットの回想』を楽しく読んでくださった方にはもちろん、この春からNHKでも放送が始まったドラマ「ダウントン・アビー」のファンの方にもぜひ読んでいただきたいと思います。企画や構成を考えていたときには、まさか地上波放送に降りてくるとは予想もしていなかったのですが、たまたまタイミングと内容が合って、知らず知らずのうちに解説書(としても読める本)を書いていたみたいな成り行きに。いえ、仕上げの段階でちょっと意識して寄せた部分はありますが。ドラマにはまっている担当編集さんとのおしゃべりの結果、「うーん、やっぱり狩猟のことは書いたほうがいいですよね!」とコラムをひとつ追加したとか(笑)、そのような感じです。

2014-10-08 10.49.53.jpg

2014-10-08 11.05.03.jpg

 どうぞよろしくお願いいたします。

楽天ブックスで購入 / amazonで購入 / 紀伊國屋書店で購入
posted by rico at 00:11| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月25日

来場御礼と『ダウントン・アビー』鑑賞のための時代背景入門ブックガイド



 去る6月21日、朝日カルチャーセンター新宿教室にて、「時代もの映画に見る英国男子像」という講座をしました。いらしてくださったみなさま、ありがとうございます。また、感想を書いてくださったり、おもしろかったよと言ってくださったかたもありがとうございます。書き物と翻訳が本業ですが、またひと前でお話をする機会をいただくこともあるかと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。直近ですと、9月には神奈川、11月には東京都内で学会のパネルの予定があります。詳細がわかりしだい告知しますね。

 話が時間ぴったりになってしまい、質疑応答の余裕がなかったのですが、終了後に、ドラマ『ダウントン・アビー』鑑賞にあたって参考になる初心者向けの本を教えて、というご質問をいただいたので、こちらでご返答いたします。
 
 なるべく入手容易で、日本語で、読みやすい本という基準で選びました。ご参考まで。


4309761100

図説 英国貴族の城館―カントリー・ハウスのすべて (ふくろうの本)
田中 亮三 増田 彰久
 
 このブログでもう何度も紹介しているのですが、何度でもおすすめしたい。田園の大邸宅(カントリー・ハウス)の美しい写真を用いながら、貴族の暮らしをヴィジュアルに紹介する本。必携。
 

4121010264

王室・貴族・大衆―ロイド・ジョージとハイ・ポリティックス (中公新書)
水谷 三公

 まさに『ダウントン・アビー』ど真ん中ぐらいの時代の「英国議会政治」を軸にしながら、貴族のシステムや生活文化、時代の変化を読み解いていく。馬車から自動車へ。『シャーロック・ホームズ』やバーナード・ショーやウェルズの時代。コンパクトな新書ながら参考文献集も本格的で勉強になり、安心して読める名著。


4422230018

イギリス貴族―ダンディたちの美学と生活
山田 勝

 英国貴族の日常生活に関する興味を細やかに満たしてくれる本。タイトルのとおり、どちらかというと女性より男性の世界。残念ながら品切れのようだけど、再版または増補改訂版希望。
 

4140016086

回想のベル・エポック―世紀末からの夢と享楽 (NHKブックス)
山田 勝

 1870年代から1914年の第一次世界大戦開戦までの「古き良き時代」、ベル・エポックのヨーロッパ文化について幅広く扱った本。


4582373232

ある結婚の肖像―ヴィタ・サックヴィル・ウェストの告白 (20世紀メモリアル)
ナイジェル ニコルスン Nigel Nicolson

 ヴィタ・サックヴィル=ウェストは男爵の孫娘として1892年に生まれ、1910年に社交界デビューした(つまりイーディスと同い年、ということになるのかな?)。ひとり娘で屋敷を継げず、財産や継承ををめぐってはいろいろともめた。ヴィタ本人が記した告白の回想録を息子のナイジェルが発見し、解説を加えて彼女の全体像を描き出そうと試みた本。とてもおもしろい読み物でもあり、グランサム伯爵家三姉妹の状況を理解するのにもってこい。これもぜひ再版すべき。むしろ文庫化すべき。


 ついでにといってはなんですが、その、わたしの本もよろしくお願いしますね……正直、わたしが単著として出している過去の本は、おおむね全部、わりとそのまま『ダウントン』副読本にお使いいただけちゃうような内容だと思いますので。ぜひどうぞ。
 
 (われながら偏った活動をしている……という自覚はあります……)
 
 以下折り畳みにて。


続きを読む
posted by rico at 16:02| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月20日

英国時代ドラマ「ダウントン・アビー」NHK地上波で放映中



 わたしの仕事を前から見てくれてるひと、このブログに通ってくださっているような「趣味の合う方」には必見の英国ドラマ「ダウントン・アビー」が、2014年5月11日、地上波NHK総合、日曜日23時から始まっています。

1912年。ダウントン・アビー当主、グランサム伯爵のもとにある日突然、舞い込んできたのは、豪華客船タイタニック号沈没の悲報。長女メアリーの婚約者で、将来グランサム伯爵の爵位と財産を継承するはずだった甥(おい)パトリックが、船もろとも帰らぬ人となったのだ。代わりの相続人として現れたのは遠縁の中流階級の青年マシューだった…。

 NHK番組公式サイト http://www9.nhk.or.jp/kaigai/downton/

 DVD発売元公式サイト http://downtonabbey-tv.jp/


 華麗な衣装や美術や小ネタ、考え抜かれた小気味の良いせりふ、デイム・マギー・スミスをはじめとしたすばらしい役者陣の演技、そしてたっぷりじっくりねっとり描かれまくるカントリー・ハウスの舞台裏、家事使用人たちの暮らしぶり! とてもおすすめ。時代考証的に楽しい見どころがいっぱいなので、毎週、ツイッター実況的なことをやっております。勝手に応援隊です。お祭りです。



 お仕事として深くかかわっているというわけではないのですが、DVDの発売元ユニバーサルの公式サイトにちょっとだけ原稿を書いたり、BS Onlineの岸川靖さんのコラムや、NHK番組公式サイト「限嗣相続」の解説もお手伝いしました。



 こんな感じで、「あの海外ドラマ」放映にあわせて既刊に新しい帯をつけていただき、一部の書店店頭では河出書房新社ふくろうの本「英国貴族フェア」が展開されているはず……。いま、絶賛執筆ひきこもり期間中にてぜんぜん本屋さんに行けていないのですが、もし店頭で目撃したら教えてくださいね。



 ついでに、ダウントンのお話だけする予定ではないのですが、6月にはこんな企画もありますのでよろしければ遊びに来てください。緊張。


 ↓以下、twitter実況ログ。録画再生や、今後DVDが発売された暁には鑑賞のおともにどうぞ(2話の分です。1話はあっぷあっぷしすぎてちょっとまとめてみるには耐えない感じだった……)

続きを読む
posted by rico at 10:11| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月19日

翻訳書 A・M・ニコル『怪物執事』発売中

 翻訳を手がけた本が無事に発売になりました。

477831395X

怪物執事 英国を魅惑した殺人鬼の真実
A・M・ニコル 村上 リコ

【amazon】 / 【楽天ブックス】 / 【紀伊國屋書店】

◆似非(エセ)執事が語る華やかな殺人の記録とその検証。
英国を騒がせたシリアルキラーの心理に肉迫するノンフィクション。

◆1978年、スコットランドでひとりの人間が終身刑を言い渡された。
ロイ・フォンテーン−−本名アーチボルド・ホールは数々の屋敷に執事として入り込んで金品を盗み、実弟をふくむ5人の人間を殺害した。「執事になりすまして主人を殺す」「著名人との華麗でエロティックな交友関係」「男女問わずとりこにする爛れた性生活」など、彼が獄中から語るスキャンダラスな物語はタブロイド誌をにぎわせ、大衆の興味をそそった。
だが、彼の語る華やかな物語は、どこまでが真実なのか。その謎に、“彼自身の証言”と“事実”の両面からはじめて光を当てる。

 出版社公式サイトへのリンク。目次が読めます
 
 『図説 英国執事』のため、使用人の犯罪について調べてまとめていたとき、この本の原書に出会いました。実のところ、調べれば調べるほど、執事が犯罪に走ったというより、犯罪者が執事のふりをしていたというのが正しい状況ではあったのですが……。

 さまざまなフィクション作品に現れる幻影に満ちた執事の実像を解明してみたい、というのが『図説 英国執事』の発端でした。さて、1950年代から70年代末にかけて、執事という職を犯罪に利用したアーチボルド・ホールの場合はどうだったのでしょうか?

 尊敬する海外ドラマ研究家・編集者・ライターの岸川靖さんが読み応えのある解説文を書いてくださいました。なぜ岸川さんなのか? というのは、読んでいただければわかるはず。
 
 ちなみに……(以下余談につき折り畳み)
 
続きを読む
posted by rico at 13:24| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする