2012年09月05日

『黒執事』ファンにお薦め・勝手に「ふくろうの本」フェア(3)

 みんなが忘れた頃にそっと恥じらいつつ更新ですよ…。完結編。
図説 シャーロック・ホームズ (ふくろうの本/世界の文化)

図説 シャーロック・ホームズ

小林 司・東山 あかね
定価1,890円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-76184-8
世界一有名な探偵シャーロック・ホームズが活躍したのは、主にヴィクトリア時代末期の1880年代あたりから、20世紀初頭のエドワード時代にかけて。この時代の風物や習慣のことなら、シャーロック・ホームズファンのみなさまに脱帽。当時のロンドンの様子、ホームズの食べたもの飲んだもの、好みの音楽、報酬額はどれくらいとか、馬車に地下鉄に郵便に薬…。お話やキャラクターの魅力もさることながら、ついつい日常のあれこれに目が行ってしまう。年表、訳名対照リストもたいへん重宝。

図説 不思議の国のアリス (ふくろうの本)

図説 不思議の国のアリス

桑原 茂夫 著
定価1,890円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-76093-3
アニメ版『黒執事II』のオリジナル番外編映像「シエル・イン・ワンダーランド」の元ネタは、もちろんルイス・キャロルによるナンセンス・ファンタジー『不思議の国のアリス』。原典の奇想天外っぷりにもぜひ直接触れて欲しいけれど、そもそもの初めに本のかたちになったときからイラストとは切り離せなかった作品だけに、ヴィジュアル解説本はぜひとも一冊持っておきたい。いろいろな画家が手がけた挿絵はもちろん、キャロルが趣味で撮影していた写真についての章もある。このお話がささげられたアリス・リデルと姉妹たち、その他の少女友達の美しい写真が楽しめる。



図説 マザーグース

藤野 紀男 著
定価1,890円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-76092-6
アニメ版の「ロンドン橋落ちた…」も、原作サーカス編の「トムは笛吹きの息子…」も、「マザーグース」と呼ばれる数多くの歌や詩の一種。英米人なら誰もが小さな頃から口ずさんで育つという、こうした伝承童謡を、発祥の歴史や種別、文化とのかかわりから数々のイラスト表現まで紹介した本。コンパクトにみえてなんと100以上の作品が取り上げられていて、巻末には原文を収録してある親切設計。著者はマザーグース学会会長という権威ながら、文章は気さくでやさしく、とても読みやすい。信頼の入門書。

あと、『黒執事』といったら『図説 切り裂きジャック』でしょ!なんでとりあげないの?という質問への答えは、えーと…品切れだからです! 無念! 同著者の『切り裂きジャック 闇に消えた殺人鬼の新事実』(講談社文庫・2004年)が見つけやすいかも。
posted by rico at 22:36| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする