2012年06月23日

『黒執事』ファンにお薦め・勝手に「ふくろうの本」フェア(1)



図説 英国執事 貴族をささえる執事の素顔

村上リコ
【amazon】 / 【紀伊國屋書店】 / 【楽天ブックス】

 おかげさまで『図説 英国執事 貴族をささえる執事の素顔』無事に発売の運びとなりました。ありがたいことに、帯には『黒執事』の枢やなさんにコメントとイラストを寄せていただきました。

『図説 英国執事』が仲間に入っている河出書房新社「ふくろうの本」は、数多くの図版を使い、いろいろなテーマについて平易かつ詳しく説明してくれるシリーズです。「図版たくさん」という以外には構成上の縛りは少ないようで、構造、レイアウト、難易度はさまざまです。

 私も以前より、少しでも気になるトピックについて「ふくろうの本」から出ていればまっさきに購入する、くらいの勢いで愛読してきました。初めて河出の編集さんと打ち合わせをしたとき、帰り際に「ふくろうの本で欲しいものがあったら差し上げますよ、英国関係だったらアレとかコレとかどうですか……」と言っていただいたのに「あ、持ってます。それもあります。買いました!」と、ほとんど網羅してしまっていたぐらいです。

 そんな「ふくろうの本」シリーズには、コミック『黒執事』の世界観・時代背景に魅力を感じておられるファンの皆様がおもしろく読めるような本が、たくさんあります。ということで、せっかくですから勝手に「ふくろうの本」応援フェアを開催させていただきます。ひょっとしたら書店で手に入りにくいものもあるかもしれませんが、注文したり図書館にリクエストしてみてください。

 まず最初は、これまでにブログや記事やいろんなところで推薦してきたものばかりですが、ほんとにいい本なのでしつこくおすすめ。あと、自分の本の宣伝はご容赦ください(笑)。



図説 ヴィクトリア朝百貨事典

谷田 博幸 著
定価1,890円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-72665-6 ● Cコード:0322
【amazon】 / 【紀伊國屋書店】 / 【楽天ブックス】
「執事は新聞にアイロンをかけるらしい」と聞いたことがある人もいるはず。でも、19世紀のアイロンってどんな形でどう使う? 当時は麻薬が合法だったって本当? ノアの方舟のおもちゃって? 電報、電話、電気に電灯の発明と普及具合は? 「モノ」で知るヴィクトリア時代に興味はつきない。




図説 英国レディの世界

岩田 託子・川端 有子著
定価1,890円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-76158-9 ● Cコード:0339
【amazon】 / 【紀伊國屋書店】 / 【楽天ブックス】
『ヴィクトリア朝百貨事典』の中流レディ版。英文学・児童文学の研究者二人による、「女こども」の生活事典。髪の毛のアクセサリー、舞踏会にロマンス小説、イースター・エッグ、クリスマス、そして喪服……。少女時代から結婚、奥様稼業、子育て、そして未亡人になるまで、当時の中流女性たちがたどった人生の段階を追ってゆく構成がわかりやすい。



図説 イギリスの歴史

指 昭博 著
定価1,890円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-76010-0 ● Cコード:0322
【amazon】 / 【紀伊國屋書店】 / 【楽天ブックス】
歴史画、諷刺画、写真がたっぷりの、目で読む英国史。ひとつひとつの図版にかなり長めの詳しい説明文が添えられていて勉強になる。コラムとあわせてかなりの情報量。年表や系図、人名索引、地図もしっかりついている。英国の「通史」に興味が出たら最初の一冊に。



図説 英国メイドの日常

村上リコ 著
定価1,890円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-761640 ● Cコード:0339
【amazon】 / 【紀伊國屋書店】 / 【楽天ブックス】
百年前の英国では、大多数の女の子がメイドとして働いていた。「ふつうの女子」であったメイドの暮らしを、さまざまな図版と証言から探り出す。ハードな仕事のタイムスケジュールから、給料、余暇、ピンクや水色のカラフルな制服、友情、そして恋や結婚まで。



図説 英国執事 貴族をささえる執事の素顔

村上リコ 著
定価1,890円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-76192-3 ● Cコード:0339
【amazon】 / 【紀伊國屋書店】 / 【楽天ブックス】
フィクションの登場人物としてはかなりなじみが深いのに、「実際のところはどうだったのか?」があまり知られていない執事について、起源から実態まで洗い直す。個人的なお勧めポイントは、第2章「主人の生活」と第8章「執事と主人」。雇い主の存在なくして執事の姿も見えてこない。


(……全3回の予定は未定)
posted by rico at 16:29| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする