2015年09月11日

『ヴィクトリア時代の衣装と暮らし』発売中

 新しい本ができました。『英国男子制服コレクション』『パブねこ』のライター石井理恵子さんとの共著です。

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ISBNコード:978-4-7753-1344-2
Cコード:0077
シリーズ名:制服・衣装ブックス
書名:ヴィクトリア時代の衣装と暮らし
発行年月日:2015年9月10日
判型:A5判
ページ数:160ページ
著者名:石井理恵子/村上リコ
価格:本体2,000円(税別)
新紀元社コード:趣味・実用

出版社より:

 英国には、かつて実際に使われていた建物を移築して、昔の暮らしを再現しているミュージアムがいくつもあります。ヴィクトリア時代をテーマにした場所では、当時の服装に身を包んだガイドさんたちが迎えてくれます。
 また、チャールズ・ディケンズのファンが集まるフェスティバルでは、ヴィクトリア時代の仮装をした参加者たちと出会えます。

 そんな、ヴィクトリアン・ファッションを身にまとった人たちの写真をオールカラーで掲載しています。図版やイラストとは違った、リアルな装いを知る事ができる貴重な一冊です。


 石井さんとカメラマンさん、協力者の方々が、英国各地をまわって、ヴィクトリア時代の生活を再現したオープンエア・ミュージアムやフェスティバルを取材し、集めてきた衣装の写真が主役です。わたしは歴史コラムや年表、ディケンズフェスティバルの章の構成と文章を担当しました。

 着て動き回り、デモンストレーションをおこなうための装いであるせいか、ひとつひとつの衣装や着こなしは、あまり厳密に作られたものというわけではなかったりもするのですが(たとえばロングスカートの下は安全ブーツだったり)、たくさんの写真を見ると、やはり色のついた実物の衣装のイメージ喚起力というのは強力だな〜と感じます。英国の皆さんが考えるヴィクトリアンなファッションってこんな感じ、というのがとてもよくわかります。

「制服・衣装ブックス」としては背景・脇役ではありますが、さりげなく映り込む建物や道具などがまた、たいへん良いです。こちらは基本的に本物か、またはそれに近いレプリカが多いです。本書に登場するオープンエア・ミュージアムには、わたしも過去に訪れていますが、石造りのコテージや、黒光りする鋳鉄のレンジや、大きなお屋敷のキッチンや洗濯室の様子など、生活の匂いの残る空間は、好きなひとにはたまらないものです(わたしとかね)。好きなひとにとってはえりすぐりのお薦めスポットですので、ぜひ実際に訪れてみてほしいなと思います。

 おまけ。わたしの撮ってきたこぼれ画像。本には載っていません。

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 ブリスツヒル・ヴィクトリアン・タウンの学校。2007年。

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 ビーミッシュのメイドの部屋。2012年。

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 シャグバラの使用人ホールの御者のコート。2006年。

 どうぞよろしくお願いします。

■目次
ヴィクトリア時代の社会と服装

第1章 街と村の人々の衣装
ブリスツ・ヒル・ヴィクトリアン・タウン
ビーミッシュ

第2章 お屋敷の使用人たちの衣装
シャグバラ

第3章 ディケンズの時代の人々の衣装
ロチェスター・ディケンズ・フェスティバル

[コラム]
田園地帯のコテージ暮らし
敷地内の移動には実際に使われていた乗り物で
ビーミッシュを支える衣装部の仕事
シャグバラの歴史と代々の所有者たち
カントリー・ハウスと使用人
「ヴィクトリアン・ファッション」の変遷
ヴィクトリアン・ファッションを楽しむための映像作品
ディケンズの作品とその時代
チャールズ・ディケンズの代表的な作品
ヴィクトリアン・ドレスとエチケット
ミュージアム紹介
アクセスデータ
旅のヒント





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posted by rico at 19:42| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする