2021年09月06日

ブログをお引越しします。

 今後の更新はこちらでおこないます。

 https://murakamirico.blogspot.com/

 短文エッセイを掲載していますので、よろしければお読みください。

 seesaaブログには10年以上お世話になりました。ありがとうございました。
posted by rico at 11:28| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月17日

『ミセス・クロウコムに学ぶ ヴィクトリア朝クッキング  男爵家料理人のレシピ帳』8月20日発売



ミセス・クロウコムに学ぶ ヴィクトリア朝クッキング  男爵家料理人のレシピ帳

楽天ブックスで購入 / amazonで購入 / 紀伊國屋書店で購入

著 アニー・グレイ、アンドリュー・ハン
翻訳 村上リコ
出版社 ホビージャパン
出版年月日 2021/08/20
ISBN 9784798625638
判型・ページ数 B5変
定価 3,520円(税込)

 ミセス・クロウコム(クロコンブ/クロコーム)は、ヴィクトリア時代のイギリスで男爵家の料理長を務めていた実在の人物です。

 イギリスの文化を全世界に紹介する企画として、現代の役者がミセス・クロウコムに扮して料理を作る英国発の動画シリーズがスタート。それが人気を博し、500万回に迫る視聴数を獲得しました。YouTube動画には日本語訳もつけられており、日本のイギリス史ファンには大きな話題となっています。その動画が書籍化され欧米でベストセラーに。そして今回、待望の日本語版として翻訳出版されます!

 140年の時を経てYouTubeスターとしてよみがえったミセス・クロウコム。男爵家のお屋敷で彼女が提供していた料理のレシピは手帳に残され、それを子孫が発見して今回の企画に結び付いたという背景も、歴史ファンには魅力的なエピソードです。

 レシピは、スープや肉料理のほか、スイーツやデザートまで約100種類。どれも現代のキッチンで再現できるよう調整されています。また日本語版では「ポンド」「オンス」などの英国の単位を、「グラム」「リットル」などに置き換えています。

 ミセス・クロウコムの生涯、ヴィクトリア時代の人々の食文化、当時の貴族の生活など時代背景も分かりやすく解説しており、英国料理と文化に興味のある人にとって必読の一冊です。[書誌情報より]

ミセス・クロウコム もくじ1.jpg

ミセス・クロウコム もくじ2.jpg


 新しい翻訳書が発売になります。著者は『<公式>ダウントン・アビー クッキングブック』も手掛けた食物史家のアニー・グレイさんと、イングリッシュ・ヘリテッジの歴史家アンドリュー・ハンさん。


 2008年、保護団体イングリッシュ・ヘリテッジが管理する元貴族の館「オードリー・エンド」の使用人区画が、1880年代のようすを再現する形で改装されました。そして、その時代に実際に働いていた使用人の情報を調べて、現代の俳優が「歴史解説員」として演じながら、仕事内容や生活ぶりを訪問者に紹介するプロジェクトがスタート。ミセス・クロウコムはそうした解説員の1人でした。(私自身もこの企画が始まって数年後に訪問しているのですが、平日だったためにお会いすることはできていません。残念)




 翌年にはミセス・クロウコム本人が残した手書きレシピ帳が数奇な運命を経て寄贈され、2015年からはYouTubeのお料理企画「Victoiran Way」が始まり大ヒット。この動画はSNSで愛されているので見たことがあるという方も多いのでは。


ミセス・クロウコム 見本50-51.jpg

ミセス・クロウコム 見本52-53.jpg

ミセス・クロウコム 見本192-193.jpg

 
 本書はミセス・クロウコムのレシピ帳に書き留められたものを中心に、アニー・グレイ氏が選んだ英国ヴィクトリア時代の食文化を代表するような料理を加え、現代の家庭のキッチンでも実際に作れるよう調整されたものです(実際に作れる料理なんて物足りない!もっと原液に近いものが欲しい!という方は巻末の第6章をご覧頂ければ幸いです)。


ヴィクトリア朝クッキング 見本70-71.jpg 

 黒い鋳鉄の調理用レンジ、銅の鍋、陶器のボウル、木製の道具、時代衣装を着けた解説員のみなさんなど、写真も大きく美しく、胸が高鳴ります。

 
 これまでの私の仕事を楽しんでくれた方には大変おすすめの面白い内容ですよ。よろしくお願いします。
posted by rico at 18:36| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月13日

『ナイチンゲールの越境04 ナイチンゲールが生きたヴィクトリア朝という時代』


[ナイチンゲールの越境]04・時代 ナイチンゲールが生きたヴィクトリア朝という時代
中島俊郎・福田智弘・滝内隆子・鈴木清史・村上リコ・野澤督・喜多悦子・出島有紀子・岡山寧子・橋裕子 著
四六 164ページ (判型/ページ数)
2021年08月発行 ISBN:978-4-8180-2350-5
日本看護協会出版会
産業革命により経済、科学技術、工学、自然科学等々が大きく発展した一方で、富める上流階級と貧しい労働者階級という〈二つの国民〉の分断が著しい格差社会でもあったヴィクトリア朝。
これまでのナイチンゲール研究ではあまり取り上げられてこなかった〈時代〉にフォーカスをあて、ナイチンゲールに及ぼした影響について、歴史、文化・社会史、西洋文学、人類学、看護学の研究者らが考察しました。

楽天ブックスで購入 / amazonで購入 / 紀伊國屋書店で購入
 
 出版社のサイトで目次の確認とためしよみができます。私は「ナイチンゲール家と19世紀イギリスの上流社会」を寄稿しました。看護と公衆衛生の世界で偉業をなしとげるより前の19世紀前半、「上流階級のご令嬢」という立場にあったフローレンス・ナイチンゲールとその背景について書いています。よろしくお願いします。
posted by rico at 14:36| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月24日

『ダウントン・アビー』のお料理本2種を監修しました



<公式> ダウントン・アビー クッキングレシピ
大人気イギリス貴族ドラマ「ダウントン・アビー」の食卓を再現
アニー・グレイ 著
上川典子 翻訳
村上リコ 監修
出版年月日 2020/06/30
ISBN 9784798622255
判型・ページ数 A4変
定価 4,290円(税込)
楽天ブックスで購入 / amazonで購入 / 紀伊國屋書店で購入



<公式> ダウントン・アビー アフタヌーンティーレシピ

イギリスの伝統的アフタヌーンティーを人気ドラマとともに
上川典子 翻訳
村上リコ 監修
出版年月日 2021/02/04
ISBN 9784798623665
判型・ページ数 B5変
定価 3,190円(税込)
楽天ブックスで購入 / amazonで購入 / 紀伊國屋書店で購入

『ダウントン・アビー』はイギリス、アメリカでは2010年より放映された20世紀初頭の貴族の館を舞台にしたオリジナルの連続ドラマです。このドラマをもとにした公式お料理レシピ本2冊の日本語翻訳版が昨年、今年とホビージャパンから発売になりました。翻訳はいずれも上川典子さん、私は監修を務めました。

 1冊目は、食物史家としてご活躍のアニー・グレイさんが手掛けています。朝食・昼食・狩猟の会から晩餐会、使用人の食事まで網羅して、歴史背景などの「読みもの」パートも多い本。2冊目は、アフタヌーンティーのお菓子やサンドイッチなどに特化した、レシピが主役の本です。いずれもドラマを彩る食事の場面写真がふんだんに使用された美しい本に仕上がっていますよ。

『クッキングレシピ』の方は、現在オンライン書店では品薄気味ですが、出版社への注文はできる状態のようなので、お近くの書店での注文や、大型の全国チェーン書店の店頭在庫取り置き、取り寄せなどをお試しください。

e-hon
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034083220&Action_id=121&Sza_id=GG
honya club
https://www.honyaclub.com/shop/g/g19946753/

『ダウントン・アビー』は2010年から2015年まで6シリーズ制作され、2019年には劇場版も公開されました。映画は続編が作られていて、現時点では2022年春に公開予定だそう。日本公開は未定だけど、きっとまた来てくれるでしょう。ここ1年以上、映画館どころか打ち合わせにすら出ていないので、そのころまでには心置きなく楽しみのためのお出かけができるようになっているといいなと思います。
posted by rico at 10:15| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月24日

図説 英国貴族の令嬢 増補新装版発売


図説 図説 英国貴族の令嬢 増補新装版
村上 リコ 著
単行本 A5変形 ● 134ページ
ISBN:978-4-309-76295-1 ● Cコード:0339
発売日:2020.12.26(予定)
栄華を極めた19世紀から20世紀初頭の英国。由緒正しい貴族の家に生まれた令嬢たち。壮麗な大邸宅、贅沢なドレス、狩猟や舞踏会。華やかに見える彼女たちの日常、その裏側の現実は?
楽天ブックスで購入 / amazonで購入 / 紀伊國屋書店で購入

 2014年に刊行した『図説 英国貴族の令嬢』の増補新装版です。装画とカバーデザインを一新し、4ページ増量して、ふたたび書店に旅立っていくことになりました。読んでくださった皆さんのおかげです。ありがとうございます。

写真 2020-12-24 15 44 19.jpg

 目次です。

写真 2020-12-23 10 28 54.jpg
 
 帯も一新しております。なかなか気に入っています(笑)。

写真 2020-12-23 10 28 53.jpg

 最後にコラムをひとつ追加したり、少しだけ図版を差し換えたりしたほかは、誤記・誤字の訂正が主で、大きな変更はありません。追加コラムは「映像作品でたどる英国貴族の令嬢と夫人たちの歩み」。劇中の年代順に、イギリス貴族の女性が中心となる映画やドラマをいくつか紹介しました。初版のときから書きたかったけど入れる余地が見つからなくて断念した話もここでなんとか放り込むことができて本望です。

 書いてから6年がたち、世の中の空気も私自身のものの見方も、だいぶ変わったような、根本的には何も変わっていないような……そんな気持ちです(ちょうどあの年にNHKで始まった『ダウントン・アビー』も完結して劇場版も公開されましたね)。感染症の流行で国同士の行き来もままならない昨今ですが、またあちらの博物館や大邸宅や公園や劇場や映画館を訪ねられるときを心待ちに、粛々と舞台配信を見ては寄付のボタンをぽちぽちしつつ脳内で作戦を練る日々です。

写真 2020-12-23 9 26 54.jpg

 旧版をお持ちでない方、興味を持ってくださる方はぜひお手にとっていただけると幸いです。

楽天ブックスで購入 / amazonで購入 / 紀伊國屋書店で購入
posted by rico at 16:51| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月28日

『コミック版世界の伝記 エメリン・パンクハースト』2020年1月発売


コミック版世界の伝記 エメリン・パンクハースト

漫画/瑞樹 奈穂
シナリオ/村上 リコ
監修/佐藤 繭香

発売年月 2020年1月
ISBN 978-4-591-16478-5
定価 1,045円(本体950円)
ポプラ社
「言葉よりも行動を!」女性の地位向上のために闘ったイギリス女性参政権運動のカリスマ、エメリン・パンクハーストの生涯。

楽天ブックスで購入 / amazonで購入 / 紀伊國屋書店で購入


 児童向け伝記コミックのシナリオを手がけました。イギリスやアメリカでは多くの専門書が書かれ、もっと低年齢向けの絵本にもなるほど知られている人物ですが、単独でくわしく取り上げられている日本語の本は少ないため、あれこれの英文資料を読んで自分なりの人物像を作っていきました。漫画の原作・シナリオを書くのは初めてで、不慣れな点が出てしまったかもしれませんが、編集さんや漫画家さん、監修の先生のお力で形になってほっとしています。中のデザインにも紫や緑がいっぱい使われて、とてもきれいな本に仕上がりました。
 
 漫画は『フラガール』のコミック化や、同じポプラ社コミック版伝記シリーズの『グレース・ケリー』『アガサ・クリスティー』などを手がけられた瑞樹奈穂さん。監修は『イギリス女性参政権運動とプロパガンダ: エドワード朝の視覚的表象と女性像』の佐藤繭香先生です。

 子どもの読む本の世界にこのようなトピックをどんどん広げてもらいたい一心でがんばりました。お手に取っていただけると幸いです。

posted by rico at 18:18| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月27日

2019年の書き物仕事まとめ

「2019年は、また少し方向の違う仕事にも挑戦していく予定です」――とひとつ前の年始のエントリに書いたはいいが、あっという間に時は過ぎてもう年末。今年は時間をかけて取り組んだ仕事がまだ世に出ず、短文のみとなりました。

 ま、こんな年もあるよね。ということで、まとめておきます。読んでくださった方、ありがとうございました。


ミュージカル『レベッカ』

rebecca.jpg

プログラム コラム「はざまの時代に生きる「わたし」の物語」


映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密』

victorian.jpg

プログラム コラム「ヴィクトリアとアブドゥル、身分違いの友情」


スーザン・ハーラン著 富原まさ江訳『文学の中の家―『自分だけの部屋』を装飾する方法―』

解説「文学のお屋敷に行こう」


テレサ・オニール著 松尾恭子訳『ヴィクトリアン・レディーのための秘密のガイド』

解説「ヴィクトリア朝への(魅惑的で、危険な)旅をサヴァイヴする方法」


 なお、2020年早々に、このところがっぷりだったお仕事が発売になる予定です。いつもがんばっているつもりではありますが、内容的に、対象読者的に、特に思い入れのある企画になりました。どうぞよろしく。


posted by rico at 15:56| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする